今日で一週間。
あの日あの時、彼女を玄関先まで見送り
去りゆく後ろ姿を涙なくして見守ることが出来ず、滲んでゆく後ろ姿。
これが最後かと思うと、さらに見えなくなる。
こんなにまで自分が依存していたのか。
それとも去りゆく人が恋しいのか。

かつて、自分が開業のために前職場を退職した最終日。
大好きな職場だったゆえ
その日が最後なのが悲しくて寂しくて
乗換の表参道駅のホームのベンチに座り込み
人知れず泣けて泣けて仕方なかった。
そして、しばらく立ち去ることも出来ず
その日が最後であることを噛み締めていた。
自分の選択が正しかったのさえも疑わしくなるくらい。

あの時のあの思いを思い出した。

状況はまるで違うのだけど、去るという時点では同じだ。
依存ではない。ただの信頼だ。
自分が勝手に信頼し、この先ずっと続くと勝手に思っていた事項。
でもそうでもないこと。

特に失恋したわけでもなんでもない。
大丈夫、こんなの人生で幾度とあることだ。
開業して人を雇えば人が去ることは幾度とあることだ。
今もこれからも。
そんなのは分かっている。
ただ、気持ちとして寂しくて悲しくて、ただそれだけなのだ。
現実を受け入れよう。
大丈夫。
きっとうまくいく。
All is well.

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常勤のスタッフが退社した日の院長の本当の心情です。
雇ったスタッフは家族と同じなのです。
それだけ大事にしたいし、大事にしているつもりです。
そしてそれくらい彼女たちの生活や人生に責任を持つことが
私の役目だとも思っています。
患者様も大切です。
同時にスタッフもとてつもなく大切なのです。

All is well.